社長峠

課題は続くよどこまでも

自身の会社で行っている業務

【消防設備点検】

昭和49年の消防法改正により

必要となったお仕事です

 

法定点検という性質上

建物の関係者(所有者等)は定期的に点検をして

それを報告する義務を負います

車の車検と同じです

資格者が点検を行わなければならないため

専門の業者に点検を依頼します

そこも車検と一緒です

 

 

必要不可欠な業務で

しかも40年以上昔から存在するお仕事

もうそれはそれは全国に

たくさんの会社が存在します

 

 

めちゃくちゃ後発の我が社

13年前、真っ赤な海に漕ぎたしたのは

そんな中に一筋の道が見えたから

 

リーマンショックのあおりで

ますます景気は後退し

◉ピラミッド最下層の技術者が疲弊していたこと

◉お客様がムダな中間マージンを払っていたこと

 

 

これまで、この業界

末端で作業やっちゃうのは

ババ引くのと同じ

どこの位置に入って

仕事を丸投げできるか

それが肝心だよ!

同業の社長さん達おっしゃっていました

 

まったくその通り!

やはり育成と雇用というのは

莫大な労力とコストとリスクを抱えます

自社で育成して資格を取得して

さあこれから!という時

辞めてしまう

 

業界は常に人手不足だし

一人親方という働き方もあるので

「資格を持った経験者」となれば

より高くお仕事を選ぶ事もできます

 

それはもちろん

本人の自由なので

悪い事ではありません

会社への不満や

人間関係の諸事情など

退職の理由は様々あると思います

 

 

しかし、経営する立場からすると

本当にしんどい

ボランティアで学校やってるのか?

という感じ

 

いつまで経っても

ギリギリの数字

仕事は沢山あって忙しいのに

 

同業の社長さん達の言葉

身に染みます

先輩方は色々経験されてきた上で

おっしゃっていたのです

下請けを使わないと

利益なんてとても出ないよ、と

 

 

しかし

しかしです

やはり時代は

自社完結ワンストップサービスの

時代になりました

 

 

2009年の創業当初

下請けから脱却して

管理から現場の作業まで

一括して提供する会社を目指すという

会社の方針について

一体何人のひとから「無理だ」と

言われたことか

 

とはいえ

こうして今が有るのは

たくさんの人たちや

奇跡的な出来事や運に

何度も何度も助けて頂いたおかげです

もう本当に不思議な事ばかりでした

結果、時代と同じ方向を

向いていたから生かされたのかな?

どちらにしても、たくさんの人や奇跡に感謝です

 

 

 

「技術者が報われる会社にしたい」

 

実はこれ、私の夫が

言い続けていたことなのです

この会社に入社して

いよいよここで働く様になった時

そう腹に決めたようです

 

 

私もそう思います

どんな時代になっても

やはり仕事は技術者のところにくる

 

だってカンタンな話

消防設備の点検は

消防設備士が

知識と技術を持って行うもの

 

 

パッケージは立派でも

稼いでるのは下請けの技術者

もうお客様は気づき始めています

 

「あ、包装とか要らないんで」

 

 

 

ハイっ

いよいよここからが本番です!

ワンストップサービスが

当たり前の時代に突入

 

さて!!

ここからがまたまた

捻りどころとなっていく訳です

一筋縄ではいかない

【技術者の育成と雇用】

次から次へと課題が出てくる

 

これだから、まぁ大変だけれども

「商い」は「飽きない」とかって

言われる所以なのでしょうね