人生峠

苦労という経験を奪うこと

子育て

いちばんしんどいのは
夜中の授乳がある新生児の頃でも
思春期の反抗期でもなく

自立して巣立っていく時だと
以前別の自身のブログに
書いたものでした

あれから3年

息子も娘も
それぞれの家庭を持って
自分達の力で
食べています

ただ
人生というものを
少しだけ長くやっている
夫や私からすると

息子と娘共に
それぞれの選択は
ラクな道では無いこと
目に見えてしまいます

つい、助言したくなる
つい、手を貸したくなる

特に夫は
子供達を学校に行かせ
家族を食べさせて行くこと

その背負ってきた責任の重さが
わかっている分
そんな辛い思いをさせたくないという
気持ちが強いように思います

でももう
きっと息子も娘も
わかっているのだと思います

いつの間にか
本当に成長していたのだと
思います

敢えて苦労をした方が
自分たちのためになると

確かにそうなのです
ラクな事より

苦労という経験からの方が
学ぶことははるかに多い

親の願いはただ子供たちが
幸せでいてくれること
これに尽きるのですが

苦労という経験を
させない様にすることは
親が子供の成長のチャンスを
先回りして摘み取ってしまう
事でもあります

順番でいけば
親の方が先に死にます

親の居なくなった後も
子供たちの人生は続くのです

その時親としてサポートは
もうできないのです

本当の親の愛
貫くのもちょっとしんどいし
心配かないと言えば
嘘になるけれど

今は子供を信じて
遠くから幸せを祈っています

子育て

子供から
今だに育てられている
私なのであります