蝉は、生まれたあと
土の中に潜って
長いことそこで暮らします。
いよいよ成虫になると
土の中から出てきて
私たちのよくしっている
蝉の姿になります。
そこから先は
あっという間
蝉の人生は夏の盛りと共に
幕を下ろします。
人生に終わりがあること
それは誰でも
知っていることなのですが、
まだまだそれは
何となく
人ごとで、
かけがえのない
一瞬一瞬を
自分として使えていることが
どれだけありがたいことなのか
なかなか普段の生活では
改めて気づくことができません。
生に気づくには
死という終わりがあることに
本当の意味で気づくことが必要です。
皮肉なことに
そこから何故か
輝きはじめる。
そこが
2回目の
誕生日なのかも知れません。