社長峠

行かない理由

2年前に離れた会社

本社にも、長年通ってきた

武蔵浦和の営業所にも

もっと顔を出してください、と

言われます。

 

とてもありがたいし

とても嬉しく思います。

 

でも、行きません。

 

みんなには極力、接触しないよう

必要とされる間は

外側からお手伝いできれば

それで良いと考えています。

 

「もっと顔を出せば良いのに

みんなと話をして欲しいのに

意味が分からない 」

 

なかなか、理解してもらえないのですが

こう、例えると

分かってもらえるかな

 

 

 

 

自分は病気で

もう、思うように働けません

奥さんと子供たちを養うことが

もう、できそうにありません

 

そこに、とても頼りになる人が

私が新しい一家の主になります、と

申し出てくれました。

 

子供たちの将来を考えて

離婚する決意をし

家族の元を離れる苦渋の決断をします。

 

新しい一家の主は器の大きい人で

このままいて下さい、と言ってくれる。

奥さんも子供たちも

行かないで、そのまま

ここにいて欲しい、と言う。

 

でも、自分はここにはもう

居てはいけない。

 

少しでも早く

新しいお父さんに

子供たちも懐いて欲しい

そして新しい安定した家庭を

築いて欲しいと願う。

 

 

自分のことは早く忘れて

先に進んで行って欲しい。

私の築いた家庭だけれども

もう、ここに

私の居場所はない。

 

 

こう例えれば

私の気持ちを分かってもらえるかな

 

 

自宅から遠い

武蔵浦和の事務所の近くまで来て

近所のお寺のお地蔵様に

みんなの幸せをお祈りだけして

帰る

 

この気持ちを表現するのに

こう例えれば

伝わるかのかな、、